技術と知見 連載コラム BrushTech Notes

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<初心者向け>歯ブラシづくりマニュアル:第1回OEMって?歯ブラシ製造における基本的な概念を紹介!

今回から、歯ブラシ製造初心者の方に向けた歯ブラシづくりマニュアルの連載をスタートします!

歯ブラシづくりに取り掛かるにあたり、歯ブラシづくりに欠かせない基本的な知識や

押さえておくべきポイントを、できるだけわかりやすくご紹介していきますので、ぜひお役立てください。

 

記念すべき第1回は、「歯ブラシOEM製造の基本的な概念」についてのお話です。

 

弊社はブラシメーカーですが、その9割以上が、"OEM"にて歯ブラシ製造を行っています。

OEMとは、"Original Equipment Manufacturer"の略語で、【製造機能を持つ企業が、他社製品を代わりに製造する形態】の事を指します。

販売元企業が、製造のプロセスを外部に委託することで、コストの削減や品質管理を効率的に行える方法です。

 

歯ブラシは一見、毛と持ち手部分だけとシンプルな構成に見えるかと思いますが、実は意外に複雑で繊細。

歯ブラシづくりには、特殊な設備・製造環境だけでなく、資材調達・製造上のノウハウや技術、更には口の中に入れるものなので、品質・安全性の担保も必要です。

その為、歯ブラシ業界では多くの歯ブラシブランドがOEMの形態を取り、それぞれの委託先メーカーで作られています。

例えばあなたのお気に入りの歯ブラシも、実はその製造を行っている工場は、他のブランドの製品も手掛けている歯ブラシ専門の工場が行っている場合が多いのです。

 

多くある歯ブラシメーカーの1つとして、これからも、アイディア力・発信力のあるお客様と、

製造ノウハウを持っている我々歯ブラシメーカーとで力を合わせて、より良い歯ブラシを作っていきたいと考えております。

 

次回は、「日本における歯ブラシ工場」についてお話いたします。お楽しみにお待ちください!

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